ベビーラップの特長2

こんにちは

HUGiku Kawagoe代表

作業療法士・ベビーラップアドバイザー®︎のYokoです

少し間が空いてしまいましたが ベビーラップとは?の続きです


ベビーラップの特長2

赤ちゃんの自然な姿勢をやさしくサポートする


ベビーラップは布1枚なので、赤ちゃんの身体に合わせて、自然な姿勢をしっかりサポートしてくれます


赤ちゃんの自然な姿勢とは?

1.背中は緩やかにカーブしている(「し」に近い)

2.足のポジションはM字


簡単に言うとこの2点です!


1.背中は緩やかにカーブしている

人の背骨は重力に逆らって「立つ」ために緩やかなS字になっています

S字であることでクッション性が生まれ、上下からの負荷に強い構造なのです


ネットを中心に赤ちゃんの背骨はCカーブと言う論調がありますが、ディディモスによると正確に言うと実はCではないそうです

最近の解剖学的研究では、新生児の脊柱は(骨格レベルで)わずかなS字が認められるそうです

(これについては、日本にほとんど文献がないため、欧米の文献によるものです。私も実際に読みたいです)


まっすぐの姿勢では身体への負荷が大きすぎるので、赤ちゃんの脊柱は緩やかなカーブを描いている状態がちょうど良いのです

「C」ではなく、ひらがなの「し」に近いカーブです


顎が胸につくほどまん丸に抱っこしてしまうと呼吸の妨げになるので気をつけましょうね

(縦抱きでも横抱きでも同じです)


赤ちゃんの脊柱は 寝返り〜はいはい〜おすわり〜つかまり立ち〜伝い歩き〜立つ〜歩く

といった運動を少しずつ獲得する過程でS字に近づいていきます

脊柱のS字が完成するのは大体6歳頃と言われています


脊柱を支えるのは筋肉なわけですが

生まれたばかりの赤ちゃんってくにゃくにゃですよね

私も息子が生まれた時、抱っこするのも恐る恐るでした(笑)


お母さんのお腹の中は羊水で満たされていて赤ちゃんは重力を感じずに自由に動き回っています

ええ、それはもう楽しそうに

生まれ出た瞬間から、赤ちゃんは突然全身に重力を受けることになるので

自由に手足を動かすどころか、自分の姿勢を維持するのも大変な状態です


脊柱のS字がまだしっかりできておらず、それを支える筋肉の力も重力に打ち勝てるほど強くはないので、赤ちゃんを抱っこするときは、緩やかなカーブのまま背中をしっかりサポートして姿勢を保持してあげる必要があるのです


2.足のポジションはM字

赤ちゃんの股関節(骨盤と大腿骨によって作られる関節)はカエルのようにM字になっている時にしっかり大腿骨が骨盤側のくぼみに収まるようになっています


生まれたばかりの赤ちゃんの骨盤はまだしっかりした骨ではなく軟骨の状態です。

生後3ヶ月位までには骨化していくそうです。


足をピーンとまっすぐに伸ばした状態だと、柔らかい骨盤に負荷がかかってしまい、股関節形成不全のリスクが高まります

そのため、特に生後3ヶ月くらいまでの間は赤ちゃんを抱っこするときには足がしっかりM字になっているかポジションを確認する必要があります

M字 というのは両膝がお尻よりも高い位置にある状態を指します

これは日本小児整形外科学会で公開されている股関節脱臼予防の資料にも掲載されていますので、ご参考ください

向き癖がある赤ちゃんも要注意なんですね。


では、ベビーラップはどう姿勢をサポートしているんでしょうか

分かりやすく写真を載せてみます

・新生児から巻けるラップ&クロスキャリー

(首にガーゼサポート&柔らかい足首に負担のかからないねじねじフィニッシュ)


どちらも布を赤ちゃんの背中でピンと張ることで緩やかな背中のカーブを支えます

そして、横から見ると「し」の字のように首の後ろから膝の裏までをサポートするのでM字ポジションを保ちやすいのです

赤ちゃんの身体に布が沿うので負担が少ないですね


手を上にあげていた方が胸が開いて呼吸がしやすくなるのと、自分の手を口や目で確認するのは赤ちゃんにとってボディイメージの形成に役立つので、抱っこする時は口が触れる位置にしてあげましょう


まとめ

・赤ちゃんの姿勢は緩やかな「し」カーブと足のM字ポジション(おてては上に)

・赤ちゃんが抱っこ紐に合わせるのではなく、布を赤ちゃんの身体に合わせることができるのがベビーラップ!


次回は ベビーラップの特長3   赤ちゃんのこころと身体の健全な発達を促す です

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